私の父親の変わった教育法
私の父親は勉強や学校行事などにはあまり関わる事がありませんでした。代わりに仕事や趣味、スポーツなどで私達兄弟と多く関わっていました。父親はとても多趣味で、その内容も少し変わっていました。父親の趣味は狩猟や潜水漁、それにメジロの飼育などでした。時期毎に趣味が代わるので一年中通して趣味を楽しんでいました。
父親の教育法はとにかく父親と一緒に行動し父親のする事をよく見ておく事でした。学校が休みの日には父親と一緒に仕事に行ったり、趣味に付き合ったりしていました。もちろん狩猟にも付いて行き、捕った鳥やうさぎなどを持たされていました。家に帰ると鳥の羽をむしり、内臓と取って炭火で焼いて食べていました。私も父親と一緒の事をしていたのですが、子供ながらに普通の父親とは少し違うと感じていました。
父親は私が所属していた少年ソフトボールの監督もしていたのですが、監督の子供だからと他の子供から特別視されないように私達兄弟は他の子達よりも余計に辛くあたられていました。そうする事で監督の子供だから!と他の子達に思わせないようにという父親なりの考えだったようです。まだ小学生だったので、そんな父親の考えが分かる事もなかったのでその頃は監督をしている父親が恐い時期もありました。しかし父親なりに私達兄弟を守っていてくれたのだと思うと有り難く感じる事ができます。あまり口数が多い父親ではありませんが今でも大好きな父親であり、尊敬できる父親です。私も父親のような優しくて強い父親になれるように頑張ろうと思います。